フロッピーディスクイメージ
多くのゲームのイメージは、フロッピーディスクイメージで流通しています。
これらは、イメージ化の形式により、拡張子が様々です。多いのは.fdi .d88 .nfd等です。
ディスクが1枚だけの場合は、そのままFDD1に挿入し、起動してください。
複数のディスクがある場合、大抵ファイル名にディスク番号が記されているはずですので、
1番目のディスクをFDD1に、2番目のディスクをFDD2に挿入した状態で起動してください。
これで、大抵のゲームは起動します。
番号ではなく、ファイル名がSystemやprogramとなっているイメージがある場合は、
それをFDD1に挿入してみてください。
ゲームによっては、ユーザーディスク作成のためやオープニングデモ起動のために、
指定されたディスク構成での起動が必要なものもあります。

このやり方で起動しない場合、以下の可能性があります。

・ディスクにシステムが組み込まれていない。
・HD専用タイトルであり、インストールが必要。
・いま使っているエミュレーターでは動作しない。
・コピープロテクトが働いている。
・そもそもディスクイメージが壊れている。

システムが組み込まれいない場合、当然そのディスクからの起動は出来ません。
システムの入ったフロッピーディスクかハードディスクから起動して、
そのゲームのディスクを挿入し、
ディスクの中身を表示、実行ファイルを探し実行することで動作するかもしれません。

システムの入ったディスクイメージでまず起動してください。
ここでは、さきほど作成した新規のフロッピーディスクイメージを使ってみましょう。

日付と時刻はそのままEnterキーを押してください。
そして、起動しないゲームのディスクイメージを起動に使用したディスクと入れ替えてください。
そして、dirとコマンドを打つことで、入れ替えたゲームのディスクの内容が表示されます。
dirは、カレントディレクトリにあるフォルダとファイルを表示するコマンドです。
ただ、dirと打つだけでは、ファイルが大量にある場合は、表示が流れてしまい目的のファイルを探せません。
実行に使われるファイルは、拡張子が.bat .exe .com等です。
.batファイルは、いくつかの処理を連続して行うための記述がなされたファイルです。
多くのゲームは、この.batファイルで起動に必要な処理を行いますから、
まずはディスク内から拡張子が.batのファイルを探します。
dir .batとコマンドを打ってください。


これにより、拡張子が.batのファイルだけが表示されます。
どれを実行すればいいのかは、ゲームによって異なりますが、
start.batやrun.batなどそれっぽいファイル名か、ゲームのタイトル名に近いファイル名です。
起動するためのファイルが.batではなかった場合は、
同じようにdir .comもしくはdir .exeでそれらしいファイル名を探し実行してみてください。
実行ファイルを実行するには、そのファイル名をただ打ち込みEnterキーを押すだけです。

ハードディスクにインストール可能なゲームのインストール作業もこれとほぼ同じです。
さきほど同じようにして、ゲームのディスク内からインストール用の実行ファイルを探します。
多くの場合、インストール用のファイルは、hdinst、inst、installといったファイル名です。
それを実行することで、インストーラーが起動するはずです。
ただ、ゲームによっては、
最初にフロッピーディスクから起動するのではなく、ハードディスクから起動する必要のあるものもあります。

一応、インストールの例として東京トワイライト・バスターズのインストールで説明します。
まずはすでに作成し、システムも入ったハードディスクイメージがHDD1にセットされていることを確認してください。

そして、起動可能なフロッピーディスクで起動してください。

そして、起動に使ったディスクを東京トワイライト・バスターズのディスク1と入れ替えてください。
dirコマンドで、ディスク1の内容を表示します。


INSTALL.EXEというファイルがあります。これがインストーラーです。
INSTALLと打ち、Enterキーを押してください。


インストーラーが起動します。インストーラーの指示に従ってください。


最後に、起動ディスクの挿入を求められますが、この起動ディスクというのは、
システムが入っていて、それ自体で起動可能なフロッピーディスクイメージのことです。
最初にシステムを起動するときに使ったフロッピーディスクイメージを、
ウィンドウズ上で、コピーして、それを使いましょう。
(こういった場合、このディスクはそのゲームを起動するため専用の起動ディスクとして使われます)
インストールが終了したら、Anex86 Emulatorウィンドウを閉じます。
最後に起動ディスクとして使ったディスクはそのままFDD1に挿入されているはずですので、
(されていなければ、挿入してください)
このままStartボタンを押して起動します。…が、メモリが足りずに実行できません。


インストーラーをよくみてみると、


起動ディスクにはHIMEM.SYSをコピーして下さいと書いてあります。
HIMEM.SYSはメモリ管理のためのデバイスドライバだそうですが、
これはシステムをインストールしたハードディスクイメージ内のDOSフォルダに入っています。
これを、ゲーム用に使った起動ディスク内にコピーすればOKです。

いちど、Anex86 Emulatorウィンドウを閉じます。
FDD1には、なにも挿入せずに、ハードディスクから起動してください。
起動後、キーボードのShiftキーを押しながらF9キーを押してください。コマンドプロンプトに移行します。
ここで、FDD1に、ゲームの起動用に使ったディスクイメージを挿入してください。
dirコマンドで内容をみてみましょう。
ただこの場合、A:\>dirと打ってしまうと、ハードディスクの内容が表示されます。
起動に使ったドライブがAドライブとなりますので、FDD1はBドライブとなります。
(フロッピーから起動したならば、FDD1がAとなり、ハードディスクはCです。BはFDD2です)
作業するドライブを変更するには、ただドライブ名を打ち込むだけです。
この場合は、b:です。そしてdirと打ってみてください。


これで、Bドライブ、つまりFDD1に挿入されているディスクの内容が表示されます。
東京トワイライト・バスターズ起動のためには、
このディスクに、ハードディスクからHIMEM.SYSをコピーする必要があるわけですが、
ファイルのコピーのためのコマンドは、copyです。
copy a:dos\himem.sys b:と打ってEnterキーを押してください。


これはAドライブのdosフォルダにあるhimem.sysをBドライブにコピーするという意味です。
もう一度、dirコマンドを実行してみると、確かにコピーされていることが確認できます。


ここでいちど、Anex86 Emulatorウィンドウを閉じます。
そして、もう一度起動ディスクを挿入した状態で、Startボタンを押してみてください。


これでやっと起動します。

基本的に、98エミュレーターは使い分けが必要です。起動しないゲームがある場合、
Anex86だけでなく、Neko Project II(NP21)、T98-NEXTでの起動も試してみてください。

多くのソフトウェアには、コピー防止のためのプロテクトがかけられています。
プロテクトが原因で動作しないこともあります。
また一見普通に動作しているように見えても、プロテクトによりゲーム途中で進めなくなることもあります。

マニュアルプロテクトというプロテクトも存在します。
これはゲーム中に、マニュアルに書いてある情報の入力を求めるものです。
これにより、ディスクだけを入手したユーザーを排除できるわけです。
現在の多くのアプリケーションでのシリアルナンバー入力と似たようなものですが、
やっかいなのは、シリアルと違って、必ずしもゲームを始める前に入力を求められるわけではないのです。
ゲーム終盤になって、求めてくるソフトもあります。

ファイルが破損している場合は、どうしようもないです。
同じタイトルの別のイメージファイルを探してみましょう。